がん診断時からのピアサポートモデル事業

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私たちのプロジェクトが生まれた背景

ピアサポーターによる情報支援と精神的支援 一人ひとりの患者さんと医療提供者の良好な信頼関係の構築へ

「がん」と診断された時は、誰しも少なからぬ衝撃を受け、医師の説明が十分に理解できない場合が多いものです。がんとより良く向き合い、最良のがん医療を受けるためには、患者自身が自分のがんの状況を正しく理解することが大切です。たとえ心ゆくまで医師に質問できる時間が用意されていたとしても、患者が自分のがんに対する予備知識をある程度備えていなければ、質問の内容も限られてきます。
ところが、心身の負担が大きい治療前の時期には患者自身も思うように情報を得たり学習をするということが思うようにできないものです。このような時期に、患者が自分と同じがん種の治療体験を持つ「がん種別ピアサポーター」の情報支援や精神的支援を受けることができれば、不安も軽減し治療についても理解が深まり、医師とのより良いインフォームド゙コンセントにもつながります。


名古屋市とNPO法人ミーネットが協働で運営する、常設の「がん相談情報サロン」では、半年間のトレーニングを受けた約60名の「がん種別ピアサポーター」が、ローテーションを組んで多くの相談対応や情報支援に取り組んでいます。地域の拠点病院のがん専門医と協力連携を進める中で、それぞれの立場から「がんの診断時からの患者サポートの推進」というニーズの合致を見て、「がん診断時からのピアサポート・モデル事業」が生まれました。

名古屋市がん相談情報サロン・ピアネットの運営
名古屋市がん相談情報サロン・
ピアネットの運営
がん種別の患者会の開催
がん種別の患者会の開催
 


がんの知識や相談対応のコミュニケーション技法などのトレーニングを積んだ「がん種別ピアサポーター」が、がん専門医と協力連携をはかりながら、「がん診断時からのピアサポート・モデル事業」を実施することで、一人ひとりの患者が医師と良好な信頼関係を築き、最良のがん医療を受けられるようなシステムを作ります。

私たちの目標と計画

Goal and Plan 1
キックオフとして「がん患者学フォーラム」を開催し、本プロジェクトへのアンケート調査を行います。
 
Goal and Plan 2
ノート機能を備えた「がん診断時からの患者ハンドブック」と、ピアサポーター用「相談支援マニュアル」を、がん専門医と協働で作成します。
 
Goal and Plan 3
がん診断時から患者を支援する「がん種別ピアサポーター」養成カリキュラムを確立します。
 
Goal and Plan 4
モデル事業に向けてフォローアップした「がん種別ピアサポーター」が、医師および本事業を研究対象とする研究者と連携し、がんと診断された患者20名をサポートし、よりよいサポートシステム構築のためのペースづくりをします。
 
Goal and Plan 5
上記の取組みを専用サイトで公開し、新聞等、マスコミでも報道してもらいます。
 

これらの目標を達成するために、がん患者とその家族、医療機関や行政などと連携協力をはかりながら本プロジェクトを進めていきます。


こんな動きにつなげたい・こんな効果を引き出したい

相談支援マニュアル 「相談支援マニュアル」により、がん種別ピアサポーターによる患者支援の進め方が明確になります。
患者用のハンドブック がんと診断された患者用のハンドブック「知っておきたい自分のがんのこと」により、患者は自分の治療に必要な知識を得ることができ、安心して治療に取り組めます。
 
がん種別ピアサポーター がん診断時からの「がん種別ピアサポーター」を養成し、がん診断時から患者を支援することにより、患者の初期学習を助け、より良いインフォームドコンセントをもたらします。
養成システム、患者支援システム モデル事業を通して、エビデンスの伴ったがん診断時からの「がん種別ピアサポーター」の養成システム、患者支援システムが構築され、本事業が成果を生み出すためのベースが確立されます。
 
本モデル事業の報道 本モデル事業が報道されることにより、多くの市民、医療関係者、行政等に本事業の必要性を訴求できます。
 

私たちに注目してください

私たちは、地域の皆さんとコミュニケーションの場を設けます。インターネットなどを通して発信される私たちの動向に、どうぞご注目ください。

2010年
2月 キックオフとして「がん患者学フォーラム」を開催し、本事業の趣旨に関する「患者アンケート調査」を行います。
5月末までに “がん相談支援マニュアル”を作成し、ピアサポーター用の「相談支援マニュアル」のベースとします。
5月末日までに がんと診断された患者用のハンドブック「知っておきたい自分のがんのこと」を作成します。
5月~7月に 「がん種別ピアサポーター」フォローアップ講座を開講し、がん診断時からのピアサポートに対応できる「がん種別ピアサポーター」を20人アテンドします。
6月~11月に がん診断時からの「がん種別ピアサポーター」が、がんサロンやがん診療連携拠点病院で、がんと診断された治療前のがん患者20人を継続的にサポートします。

支援や協力の得られる団体

・NPO法人 ミーネット
・名古屋市がん相談情報サロン・ピアネット
・愛知県内がん診療連携拠点病院
・同・がん相談支援センター
・名古屋市立大学・名古屋大学
・名古屋市健康福祉局
・愛知県健康福祉部
・日本対がん協会
・がん患者団体支援機構
・日本死の臨床研究会中部ブロック
・東海ターミナルケア研究会
・がん克服の市民フォーラム